つわり体験記⑥【終】 妊娠中期~後期の不調
前回のお話↓
さて、やっと辛くて長かったつわり(悪阻)がおわりました。
夫の仕事の都合で引っ越しが決まっていたので、そのタイミングまでに嘔気や嘔吐が治まっていたのが救いでした。
(引っ越し準備はすべて夫にしてもらいました・・・。ありがたや)
しかし、なぜかスッキリしません…。嘔気と嘔吐はないのですが、代わりに出てきた症状としては…。
・食後の後味の悪さ 苦いような酸っぱいような
・食後の気持ち悪さ(嘔気はない)
・食後の胃内容物の逆流
・胃もたれ、胸やけ
・一度にたくさん食べられない
・寝ているときに内容物が上がって、下がった時の食道部分の激痛
・すぐ疲れる
これらが妊娠中期~後期を通して続きます。
でも!!!つわりピーク時に比べてると食べられるだけマシ!!と思って乗り切りました。主に消化器系の症状については逆流性食道炎の症状だと思います。たぶん、たくさん吐いたので、逆食になってしまったのでしょう・・・・。
あとすぐ疲れるのは、寝たきりだったから体力がなくなってしまったのでしょう。
よく安定期、と言われる妊娠中期ですがそんな症状があったため元気元気!!とはいきませんでした。四六時中じわーーーと続く胃、消化器系の不調とお付き合いをしながら、体調をみながらゆっくり生活しました。楽しくショッピングなんて行けるわけもなく。引っ越し後は再就職をせず、ゆっくりできる時間も多いためよかったです。
ご飯はおいしく食べられません…。ご飯を食べた後のことを思うと憂鬱で、食欲はあまりなく、胃が小さくなったからか、量もそこまで食べられず。
ある日の夕食、少し食べすぎました。そしたら食後から胃がキリキリ締め付けられるような痛みが…。ひどい痛みが2時間以上続きました。夜12時を過ぎても治まらず寝ることが出来なかったので、受診先の産婦人科へ連絡して受診。2種類の胃薬をもらいました。
食べ過ぎを反省し、ここにきてやっと「食べられるときに、食べられるものを、少しずつ」を実践することになります(笑)
そんな風なので、体重もなかなか増えません。つわりピーク期間で7キロ程度へった体重から2,3キロ増えたあたりでしばらく横ばいでした。
妊娠中期を通して私の体重は横ばいのまま増えないけれど、お腹の中では順調に大きくなっていたので、胎児の成長は問題ありませんでした。何より何より。
消化器のじわっとした不調を抱えたまま、日によっては横になっていないと辛いくらい気持ち悪い日もありながら、妊娠中期も半分以上すぎました。
「安定期になったらヨガをするんだ♪」と思っていたのを体調不良を理由に延期延期にしており、さすがにこのままだと良くない、何か運動をしないとと思ってマタニティヨガ教室へ申し込み。妊婦の場合は定額通い放題でしたが、「無理をしない」をモットーに過ごしていた私は週1回行ければOKという低い目標を(自分の中で)設定し申し込んだのでした。
後期へ突入。
だんだんとお腹も大きくなってきました。食後の不調は変わらず、むしろ物理的に胃が押し上げられるせいか、悪化してくる始末。嘔気も伴う日もでてきました。それでも吐いてはいません。つわりよりマシ、つわりよりマシと思いながら過ごします(笑)病院から処方してもらっている胃薬を飲み続けます…。妊娠後期は便秘になるといいますが、私は軟便・下痢がずっと続いています。たぶん消化管が弱っているのでしょう…。
ただ、気持ち悪くて横になっていないと辛い日もありますが、モノによっては美味しく食べられる日も出てきました!(食後は後味悪いし、気持ち悪いですが。食べてる瞬間はおいしく食べられるのです!)
そして、こうやって記事を書いている今、妊娠9か月、33週ですが、なんと…。
お寿司なら割と食べられるのです(*‘ω‘ *) お寿司(*‘ω‘ *)すき
なので、お金はかかりますが、よくお寿司頼んだり買ったりお寿司屋さんに連れて行ってもらってます(笑)
(妊娠中の生ものは避けたほうが良いと言われていますね。ただお寿司なら食べられるんです…食べられるんです;;…だからできるだけ新鮮なものを選んだり、新鮮なものを出してくれるお店で食べたりしています。ちなみに水銀の関係でマグロ等は食べていません)
(夫からは、きっと後に「なぜかお寿司なら食べられたんだよな~!!!」とネタにされるでしょう)
あと、食後にすぐじっとしないで、歩き回ったりお散歩したりすると気持ち悪さが半減することに気づいて、無理のない範囲で食後は部屋の中を歩いたり、お散歩に出かけたりするようにしています。
体重もここ最近で徐々に増えてきて、妊娠前の体重に近づいています。というか、妊娠前の体重より少し+になってました!!
ヨガにも頑張って行っています。
そろそろ妊娠も終わり、出産が近づいています。
正直なところ、早く産んでしまいたいです(笑)妊娠中はあまりにも辛すぎた…。
未だに続く不調もありますが、なんとか妊娠期間を過ごせています。
子どもへの愛着も、つわりが落ち着いてくると同時に徐々に出てきました。
だから、今つわりに苦しんでいる妊婦さんにも大丈夫ですよというメッセージを伝えたいです。
産むまで吐き続けるような本当に重度のつわりは私は経験していないので、その点については何も分からないですが、私と同じくらいの程度の人には、大丈夫ですよと伝えたいです。
つわり中は終わりがなく、医療的な処置をされても症状が治まることは少ないと思います。どんどん精神をやられていきます。追い詰められて、それでも妊娠を終わらせる選択肢はなくて、ひたすら耐えるしかありません。精神的な支えが必要です。
私の場合は夫が精神的な支えになってくれました。
夫がいたからここまで頑張れました!
無理しないでください、我慢しないでください、信頼できる人(夫、家族、…)に頼ってください。自分でヘルプを求めてください!そうでないと、命にかかわります。赤ちゃんもちろんそうですが、なによりあなた自身の命にかかわります。あなたの命がなければ赤ちゃんも育たないので、優先すべきは自分自身、あなたの体と心です!!
信頼できる人がいなければ、病院に電話してヘルプを求めてください、病院が対応してくれなければ地域の市町村の母子保健課に電話してください。保健師さんに頼ってください。(病院はきっと医療的な処置をしてくれるでしょう、市町村の保健師さんはきっと話をあなたの話を親身に聞いてくれるでしょう)
「つわりは必ず終わりが来るから頑張って。」という言葉は、「食べられるときに、食べられるものを、少しずつ。」と同じように、つわり最中の私には何の意味もありませんでした。
産むまで終わらない人もいる、私もそうかもしれない、本当に終わるのか。「今」「この瞬間」が辛く、それでいっぱいいっぱいなのです…。先のことは考えれれないのです…。「今」楽になりたいのです…。
だから、今、この瞬間、精神的な支えとなってくれる人に傍にいてもらうことが大切だと私は思います。
妊娠を乗り越えれば次は出産…出産を乗り越えれば次は育児…。
妊娠した時点で終わりのない試練が続いていくのかもしれません!でも、つわりを乗り越えれば、あとは必ず幸せや喜びが伴う試練なのではないかと思います。
私はこれからも大好きな夫と一緒に、幸せを感じながら出産や育児に取り組んでいきたいと思っています。
蛇足ですが、
つわりには何の意味もない、ただ妊婦を苦しめるだけの忌々しいモノ。という憎しみを持っていた私ですが、体調が落ち着いた今、つわりのメリットを調べてみました。
そしたら、嘔気嘔吐を伴うひどいつわりがあった妊娠では、大きくて健康な赤ちゃんが生まれやすい、IQが高い子どもに育つ、という研究結果があるようです。
少しは救われる気持ちになれますね。(つわりが終わった今だから言えますが)
以上です。